Our message
何ごとかに没頭する時間。
身も心も忘れて、仕事も家庭も忘れて
悩みごとも先行きの不安も忘れて
ただ目の前のものごとにすべてを傾けて熱中する。
誰もが子どもの頃、そうしたように。
砂場あそび、おままごと、積み木、お絵かき。
シンプルでミニマルな繰り返しこそ喜びで
複雑なことは何もなかった。
生きていれば考えごとや思い悩みも増える。
自分の力では思い通りにならないことがあると知り
諦めたり妥協したり言い聞かせたりしながら
「本当はこうしたい」「こうだったらいいのに」
自分の声を抑えこんで、うまくやりすごす手段を覚える。
やりすごしてきたすべての人には秘められた可能性がある。
日常の中で発揮されていない、不要のものと思われ
顔をだすタイミングがまるでないクリエイティビティ
インテリアや料理、ビジネスで要されるクリエイティブ?
整っているべきでしかも生産性を求められる
そんな綺麗ごとのクリエイティブはお呼びじゃない。
もっとぐちゃぐちゃの無秩序でなんでもありの
内側から沸騰して湧き出てくるような良いも悪いもない
無我夢中で没頭する先に、生み出されてしまうもの。
そういうクリエイティビティが誰しもに眠っている。
曲がりなりにも何十年か生きて目にしてきたものがあり
「これは好き」「なんかきらい」と耕されてきたクセがあるから。
強いクセを持つことは愛しい。
人はみなすべからく偏りがあるものだ。
美味しい食事、魅力的なファッション
夢中になれる仕事やコミュニティ
どれも素敵だけれど、本当に大切なのは
あなた自身がどれだけ"自分"を生きているか。
他人の期待や型に押し込まれる日々から抜け出して
隠してきたクセを解放する。
そして生半可な個性ではなく、強烈なアクとして極める。
それが、"自分"と向き合う最初の一歩。
アクが強くあればあるほど、人生は面白い。